2017年01月03日

人間にできてAIができないこと(少なくとも当分の間は)

「人間にできてロボットができないこと(少なくとも当分の間は)の一つが、人間がしたいこととはそもそも何なのかを決めることだ。」(ケヴィン・ケリー著「インターネットの次に来るもの」より)

昨年は、自動運転とか囲碁ソフトがプロ棋士に勝ったなど、AI(人工知能)の話題が多かった年でした。
確かに、弁理士の仕事などは典型でしょうが机上でやる仕事の多くはAIに、立ち仕事でもそのかなりの部分はAIが組み込まれたロボットに、置き換えられて行くのでしょう。
でも、人間が食事したり、散歩したり、人と語らったり、いろんなことに悩んだりすることまで、AIが代わりにやってくれる訳ではないですよね。
その意味で、AIの出現は、人間にとって何が本質的なものなのかを、考えてみる良い機会になるのではないでしょうか。
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2015年01月02日

機械が人間を超えても、人間はそれに気が付かない。

Google社の技術者 レイモンド・カーツウェル氏は、2045年にはコンピュータの知性が人間を上回ると予測しています(2045年問題。本当は、「機械が人間を超えても、人間はそれに気が付かない。」(カーツウェル氏)まま、地球の歴史を動かして行く役割が人間からコンピュータに移ってしまうということで、少し怖い話です)。
直感やヒラメキなどの右脳型思考についても、最近のニューラルネットワーク理論などによる脳型コンピュータが、そのうち人間を凌駕するだろうと言われています。
脳のニューロンやシナプスの数が蜂やマウス並の脳型コンピュータは既にIBM社や米スタンフォード大学が製作しているのですが、このニューロンなどの「数」を増やしていけば、量が質に変わる形で「意識」や「精神」を持つコンピュータができると、多くの研究者が予測しています。
高度な専門能力を必要とする仕事(特にタコツボ型の専門領域、机上での仕事)は意外にコンピュータに代替され易い反面、業務範囲がどこまでか画し難い、複数の領域を横断する、例外処理が多い、不特定多数の人を相手にする仕事はコンピュータに代替され難い、ということです。
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2012年09月29日

ネットで「モノ」をダウンロードする時代?

今日の日経新聞に出てた記事ですが、米メーカーのスリーディー・システムズが今年2月に3次元(3D)プリンター「Cube」を約10万円で発売し、利用者が設計した造形物のデータを有償・無償でダウンロードできる仕組みも整えたとありました。
こうなると、3Dプリンターを購入した一般家庭が3Dデータをネットからダウンロードするだけで、スマホケースなどの小物を自宅で製作(3D印刷)することもできるということです。
3D印刷の材料を樹脂でなく混練した食材などにすれば、蒲鉾などの魚肉練り製品などでも、3Dデータを入力するだけで、ドラエモンの顔など自分の好きな形に、自宅で簡単に作れてしまいます。
そのうち、スマートフォン向けアプリ開発で生計を立てている個人や小企業と同じように、食品や小物の3Dデータを制作・販売して生計を立てようとする人も出てくるかもしれませんね。

posted by mkuji at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術の流れ