2010年03月26日

新聞販売店の生きる道



先日のNHKスペシャル「激震 マスメディア 〜テレビ・新聞の未来〜」、ネット上での事前の盛り上がりに反して、実際に見た番組は低調な議論に終始して、既存メディアの旧態依然ぶりが明らかになったという、逆の意味で有益?な内容でした。


旧来のマスメディアである新聞とテレビとでは、まず新聞の経営危機が現実のものとなりそうで、しかも紙から電子新聞へ徐々に移行していくとなると、もう新聞販売店の未来は真っ暗となりそうです。でも、よく考えてみるとそうでもないと思います。


新聞配達は、毎日、地域の決まった家に戸別配達する仕事ですので、配達する家が毎日一定ではない宅配便や郵便とは少し違います。また、宅配便や郵便とは配達の時間帯(早朝)が大きく違います。他方、郵便や宅配も同じ点ですが、毎月の集金などで、地域の家の人と日常的な接点を持つ仕事です。また、家が密集している地域ではどの家がどの人かはなかなか分からないのですが、それをきちんと整理記憶して間違わずに配達するというのは貴重なノウハウと思います。


だとすると、こういう特性やノウハウを生かして、巡回・訪問介護サービス、お年寄りへの食事宅配、スーパー・コンビニの御用聞きサービスなどに進出したりそれらと連携したりすることは十分に可能と思います。


近い将来、介護や小売の大手が全国の新聞販売店を組織化する展開もあり得るのかなと思います。


にほんブログ村 法務・知財←ブログランキングに参加してます。ポチッと^^


posted by mkuji at 11:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談
この記事へのコメント
我が家は新聞代金は口座引き落としなので、新聞販売店の人との接点が全く無いんです。<br>なので全くそんな発想になりませんでした。<br>言われてみると集金したり勧誘したりと早朝以外も地域の家々を回っているんですよね。<br><br>確かに使えると思っている他業種の企業、あるのかもしれませんね。
Posted by hikasu at 2010年03月27日 16:47
hikasuさん<br>こんにちは<br>特に深夜の2時ごろから準備して4時ごろから配達してるという「朝に強い」のは何か武器になるんじゃないかと思ってます。<br>郵便や宅配も、渋滞がない深夜(早朝)に配ると効率的ですよね。<br>まぁ、介護とかで、この時間帯に訪問されても怖いというのはあるかもしれませんが^^;
Posted by mkuji at 2010年03月27日 16:59
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/57605378
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック