2011年05月14日

原発事故で東電に捜査当局の手

http://www.news-postseven.com/archives/20110512_20143.html

検察による東電捜査 人災がからむ原発事故は“事件”と認識

(中略)

結局、ベントの開始は翌日の午前10時過ぎで、その5時間後には爆発が起きたことを思えば、初動の遅れが致命的だった。

東電関係者が率直に言う。「弁を開けると大量に放射性物質が拡散する。そのことへの恐れがあった」

また、廃炉になるのをためらって、海水の注入が遅れ、それが炉心溶融につながった、とされる点も同じである。そうした経営陣の保身が、大惨事につながったことが実証されれば、業務上過失致死傷罪などが成立する。

主任検事が証拠品を改竄するなどした大阪地検事件をきっかけに、再生が求められている検察は、自らの存亡をかけて天災と人災の狭間を縫う捜査を行なうことになる。

過失で放射性物質を過大に拡散させ住民に被曝による生体機能障害やPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発生させたことなどが業務上過失傷害に該当するということでしょう。

危機的状況の中、ベントが遅れたのは何故か、海水注入が遅れたのは何故か、そのとき経営陣や保安院はどのような指示をしたのか、こういうことは捜査当局が強制捜査しないと結局分からないままになってしまう可能性は高く、また議事録など無くてもまだ当事者らの記憶はかなり鮮明に残っていると思われるので、ここは検察には頑張って欲しいなと思います。

ってこのブログ、最近何のブログか分からなくなってきましたが(笑)

posted by mkuji at 20:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 一言