原発は、長年の自民党歴代政権の国策の下で推進されてきたと言われています。
では、その「国策」とは何でしょうか?
自民党の少数派とも言える河野太郎議員の会見によると、電力会社(幹部役員)からの献金が欲しい政治家、天下り先を確保したい霞ヶ関(経産省、その下の資源エネルギー庁、その下の原子力安全・保安院)、政治家や霞ヶ関に再処理施設や高速増殖炉などへの多額の税金の投入をして欲しい、また送発電分離を阻止して地域独占を維持して欲しい電力会社、電力会社や政府に都合のよい発言をして研究費をもらったり審議会メンバーにして欲しい学者、電力会社(電気事業連合会)から多額の広告費をもらいたいマスメディアたちの壮大な利権構造ということです。
確かに河野太郎議員の話を聞いていると、原発推進の旗を振ってきたエリートたちの総無責任体制には驚いてしまいます。
しかし、利権だけが国策だったということはないでしょう。
「原発は低コスト」(再処理コストや廃炉コストまで考えると実はそうではないという意見も有力)など表向きの大義名分はいろいろあるでしょうが、余りおおっぴらに言えなかった大義名分として、「核兵器を持とうと思えばいつでも作れる原料(プルトニウム)と技術レベル及び技術者を確保しておきたい、少なくともそれを国際社会にアナウンスしておきたい」ということも、当時の自民党政権にはあっただろうと思います。
そのような見方の記事もいくつかあるようです。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0415&f=politics_0415_011.shtml
表向きの核不拡散のスローガンとは裏腹に、核兵器を持つ国が発言力をもつのが国際政治の現実です。
脱原発は私も基本的に賛成なのですが、それには国際政治をも含めたきれい事だけでない議論が必要だと思います。
では、その「国策」とは何でしょうか?
自民党の少数派とも言える河野太郎議員の会見によると、電力会社(幹部役員)からの献金が欲しい政治家、天下り先を確保したい霞ヶ関(経産省、その下の資源エネルギー庁、その下の原子力安全・保安院)、政治家や霞ヶ関に再処理施設や高速増殖炉などへの多額の税金の投入をして欲しい、また送発電分離を阻止して地域独占を維持して欲しい電力会社、電力会社や政府に都合のよい発言をして研究費をもらったり審議会メンバーにして欲しい学者、電力会社(電気事業連合会)から多額の広告費をもらいたいマスメディアたちの壮大な利権構造ということです。
確かに河野太郎議員の話を聞いていると、原発推進の旗を振ってきたエリートたちの総無責任体制には驚いてしまいます。
しかし、利権だけが国策だったということはないでしょう。
「原発は低コスト」(再処理コストや廃炉コストまで考えると実はそうではないという意見も有力)など表向きの大義名分はいろいろあるでしょうが、余りおおっぴらに言えなかった大義名分として、「核兵器を持とうと思えばいつでも作れる原料(プルトニウム)と技術レベル及び技術者を確保しておきたい、少なくともそれを国際社会にアナウンスしておきたい」ということも、当時の自民党政権にはあっただろうと思います。
そのような見方の記事もいくつかあるようです。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0415&f=politics_0415_011.shtml
表向きの核不拡散のスローガンとは裏腹に、核兵器を持つ国が発言力をもつのが国際政治の現実です。
脱原発は私も基本的に賛成なのですが、それには国際政治をも含めたきれい事だけでない議論が必要だと思います。